生涯学習センター概要
ごあいさつ
理事長挨拶

「忘己利他」と「温故知新」
この度、再び理事長に選出をしていただき、心から感謝申し上げます。皆さまからの信頼と支持により、使命を果たすことができることを心から嬉しく思っております。第1期(令和3・4年度)では、コロナ禍でありながらも先代が築いていただいた基盤の上に、多くの活動の軸となる柱を建てることができました。しかし、まだまだ堅牢さには欠け階層性を含め建端も不足しています。今後も会員の皆さまにとってよりよい学習環境を整え、一人一人が自己実現できる場を提供するために、尽力してまいります。
また、新たな挑戦にも積極的に取り組んでまいります。時代の変化に適応し、新たなビジョンを描き、革新的なアイデアを取り入れることで、組織としての成長と発展を促進していく所存です。一人一人の力が結集したとき、私たちはさらなる高みを目指すことができると信じています。役員諸氏からの熱意と協力を得ながら、より強固な組織を築いてまいります。
具体的な戦略として、令和5・6年度の4つの重点課題を掲げ、その解決戦略として諮問特別委員会を設置いたしました。センター自立推進委員会、役員構成等検討委員会、総合理学療法学プレゼンス向上委員会、学会・研修集会在り方検討委員会の4つです。生涯学習センターは大阪府士会の学術局が独立した外部組織ですが、府士会からの支援金で活動運営を行ってまいりました。支援金なしでの運営に目処が立ってきましたので、そのロードマップを明確に示すとともに、互助会や共済組合的要素が強い理学療法士会における役員のあり方についても方向性を示すつもりです。利己的な心が入り込めない利他的に会員の利益を追求する組織運営を行うためには資格や任期など役員の在るべきルールを決めておく必要があります。まだまだ無償ボランティアの状況だからこそ決めておかなければならず、適切な報酬が発生した段階では煩悩が哲学を凌駕しかねません。さらに、センター事業の支柱である学術大会、研修集会、総合理学療法学についても次段階へ駒を進めるべく集中的に改革に取り組みたいと考えています。
改革を進めるに当たり、協会、府士会、生涯学習センターの理事職を歴任した経験から老婆心ながら申し加えておきますが、 “温故知新”という言葉の大事さを再認識いたしました。私自身が若輩だったころの暴言を自省しながらつくづく考えることは、川の流れのように時の流れにも源流や蛇行や氾濫があり“現在(いま)“があるということです。未来志向は大いに結構ですが、過去の経緯を学ばなければ正しい未来は描けないのだということを肝に銘じて置きたいと思います。
最後に、いつも当センター事業を暖かく見守って頂いている会員諸氏に心からの感謝と共に、引き続き皆さまのご支援と厳しい監査をお願い申し上げます。
副理事長挨拶
コロナ禍の収束にはまだ時間がかかりそうですが、コロナ以前の日常が徐々に取り戻されつつある中、副理事長を拝命し、事務局・情報管理局を統括することになりました。当センターは設立以来、まずは収益事業を増やし府士会からの分担金を得ずとも自立できることを目標にしてまいりましたが、ようやくその目処が立ちました。また団体としての認知度も徐々に上がってきていると感じています。次のステップとしては、コロナ禍で促進されたデジタル配信を活用し、タイムリーな研修会等の開催案内情報やセンター独自の理学療法に関する質の高い動画コンテンツの提供など、会員の皆様の学術の向上に役立つよう満足度の高い情報を発信していきたいと考えています。
この度、理事長よりご指名をいただき本役職に就くことになりました。これまで、生涯学習局、教育局の担当理事として、各部の部長や部員の方々と協力し事業運営に携わって参りました。今期より立場は変わりますが、今までと同じように各部局と関わらせていただき、直接担当される理事の方々とも協力しながら、しっかりと役割を果たしていきたいと思います。その前提として、今まで大事にしてきたこと、これからも大事にしておくことを確認しておきます。
専門職として生涯学習を行うことは責務であり、決してポイントを取得することが目的ではないということです。専門職として研鑽をしていくことで、患者や利用者、他職種の方にも信用され、「理学療法士」の価値が向上するものと考えます。
理想でも、絵に描いた餅でもありません。一緒に実現していきましょう。今期もよろしくお願いいたします。
局紹介
事務局
担当理事 稲村 一浩
大阪府理学療法士会員39年目で初めて大阪府理学療法士会生涯学習センター(センター)の理事に立候補し、理事となりました。今までは、大阪府理学療法士会の部長や連盟活動、枚方市理学療法士会会長(兼任)として社会に理学療法を啓発する活動をしていました。センターの理事となり実現したいことは、新生涯学習制度は会員が登録理学療法士とその他の理学療法士となる今後の大きな分岐点であり、一人でも多くの理学療法士会員が、登録理学療法士、認定・専門理学療法士となり社会的地位をステップアップするお手伝いをしたいと考えています。まずは事務局として財務面で、多くの学術事業ができるようサポートします。
情報管理局
担当理事 實光 遼
このたび、情報管理局の担当理事を拝命致しました、實光遼と申します。
このような、大役を仰せつかるには誠に微力ではございますが、皆さまのご助言やご協力を仰ぎながら業務に邁進して参ります。
さて、情報管理局を担当させていただくにあたって、今後の抱負を一言申し上げます。新型コロナウィルスの関係で、研修会や学会の在り方が変化し、ハイブリッド開催など情報発信関係も様々な対応を求められました。これから、情報管理局を担当するにあたり、通例にとらわれず(もちろん良いことは続けて)、会員の皆様にとってより良い方法や在り方に変化し続けることを大切にしたいと思います。また、様々な事業を円滑に効果的に運営しサポートする局であるからこそ、継続可能なシステムの構築に尽力して参ります。よろしくお願い申し上げます。
生涯学習局
担当理事 中野 治郎
理学療法士は医療専門職なので当然ながら生涯学習が不可欠です。登録理学療法士、認定理学療法士、専門理学療法士の制度が新たになってから研修会、講習会、認定カリキュラムはますます重要かつ身近なものになってきました。その内容は多岐にわたり、年間の開催回数は何十件にも及びますので情報量は膨大です、そこで、生涯学習局は鈴木理事、工藤理事と私の3名で担当することとなり、全ての事業がまんべんなく充実されるように業務を分担していきます。私の主な担当は受託研修部の講習会事業になりますが、他の事業のお手伝いも行います。また、学術誌「総合理学療法学」の運営に関わるとともに、総合理学療法学プレゼンス向上委員会を兼任いたしますので、それを通じて大阪府の学術レベルの向上に貢献できればと思います。どうぞよろしくお願いします。
担当理事 工藤 慎太郎
私は鈴木理事と中野理事と共に生涯学習局の担当をさせていただき、研修事業と研修集会をお二人の理事と局長、部員とともに盛り上げて参ります。また将来の学術大会、研修集会の在り方を検討する委員会の委員長も拝命しております。理学療法士になり、私の理学療法士としてのキャリアも20年が過ぎようとしています。新人の頃に都道府県士会での症例発表を行い、緊張で質問に全く答えられなかったこともつい最近のことのように思います。20年の時が経ち、社会の状況は大きく変わりました。しかし、人々の健康と豊かな人生を目指す私たち理学療法士にとって学術研修の意義は変わらないばかりか、職域の広がりと共に益々高まっていると感じています。大阪府の理学療法士の皆様の学術研修をより実りある機会にすべく、他の理事や生涯学習部の皆様と協力していきます。
担当理事 鈴木 俊明
生涯学習局は研修部、受託研修部、学術誌編集部の3つの部で構成しており、工藤理事、中野理事と私の3名で担当させていただきます。私の担当は、研修部では研修事業、受託研修部では認定カリキュラム事業、学術誌編集部を担当させていただきます。研修事業では、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3士会合同研修会を新規に企画・運営いたします。認定カリキュラム事業では、多くの会員が認定理学療法士を取得できるような認定臨床カリキュラムを提供いたします。学術誌編集部では、学術誌「総合理学療法学」が会員の皆さんに価値ある雑誌になるように運営します。
これらの目標を達成するために、我々理事だけでなく、局長、各部の部長、副部長、部員の多くの方々にご協力をいただき活動して参ります。皆さん、宜しくお願いいたします。
教育局
担当理事 都留 貴志
この度、教育局担当理事を拝命致しました。教育局という重責に身の引き締まる思いでおります。教育局には研修理学療法教育部、臨床実習教育部、学術大会部の3つの部署があります。研修理学療法教育部では、登録理学療法士を取得するために必要な前期研修、後期研修の開催・運営サポートを行っています。また、若手理学療法士の講師育成を目的に講師バンクを創設しています。臨床実習教育部では、臨床教育者の指導力向上を目的に診療参加型臨床実習における臨床教育者マニュアルの充実化、臨床実習指導者講習会のブラッシュアップコースとして認定臨床教育者講習会を開催します。さらに、臨床実習前評価の統一化に向けたWGを立ち上げ養成校教員と臨床理学療法士と連携を図りながら基準について検討して参ります。学術大会部では、学会準備マニュアルの充実化、学術大会準備委員会のサポートを行って参ります。教育分野における様々な事業を円滑かつ効率的に運営できるよう尽力して参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。