学術誌「総合理学療法学」

学術誌「総合理学療法学」について

 一般社団法人大阪府理学療法士会生涯学習センターでは、理学療法分野における研究活動の推進ならびに学術情報の発信・共有を目的とし、学術誌「総合理学療法学」を発行いたします。

 科学技術の発展に伴い新たな知見や技術が次々と世に出される一方で、医療や介護にまつわる社会情勢も刻々と変化しています。私たち理学療法士もそれに応じて意識的に情報収集や技術の更新をしていかなければ質の高いサービスを提供することはできません。経験依存的あるいは日和見的な考えに偏重しないよう一人一人が確かな科学的思考を身につけ、エビデンスに基づいた実践(evidence-based practice; EBP) を続けることがとても重要になります。

 「総合理学療法学」は臨床や基礎のほか、教育、地域、政策、健康増進など多岐にわたる理学療法関連分野の研究活動を幅広く総合的に網羅し、各分野におけるエビデンスの蓄積や活用の一助となるべく学術情報を発信してまいります。

投稿論文の募集

 多くの方が忙しい日常業務と並行して研究活動を行い、日々ご研鑽を積まれておられます。その結果、大阪府理学療法学術大会や日本理学療法学会・研究会主催の学術大会においても毎回多数の演題発表がなされています。ただせっかくの貴重な研究成果を学術大会での発表のみに留めておくべきではありません。

 論文という形に残すことは自身の学術的見識を高めるのみならず、研究から得た有益な知見を多くの方と共有することができ、理学療法学の発展に貢献するという意義があります。

 「総合理学療法学」はそのような貴重な研究成果を、できる限り多く集積したいと考えております。会員の皆様におかれましては、研究活動の公表の場としてぜひ本誌をご活用ください。ご投稿をお待ちしております。