府士会員、センター会員、市区町村士会員の学術活動、臨床活動、研究活動に資する、学会・研修会・講習会等の開催情報を掲載しています。
今年度のセンター主催の前期研修のご案内です。唯一の対面開催講
テーマ:前期研修【A2】「協会組織」
講師:熊﨑 大輔 氏(大阪府理学療法士会 会長)
講師:松本 浩希氏(市立吹田市民病院)
高齢者の骨折として代表的な大腿骨近位部骨折は外科的侵襲に関連した疼痛、筋力低下や関節可動域制限などの機能障害に加え,歩行能力が低下する症例が臨床上、非常に多いことは周知の事実です。本研修会では、大腿骨近位部骨折術後に生じる疼痛についての知識を深めることと股関節機能障害に対する介入方法を股関節周囲筋の解剖学的な知見から掘り下げて提示したいと思います。
講師:増井 健二氏(堺若葉会病院)
「ピットフォール」を直訳すると「落とし穴」のようですが、どうやら「潜在する危険」を意味しているようです。腰部や脊柱に疾患を有する患者さんや利用者さんを担当する際、どのような「ピットフォール」が存在しているのでしょうか? 腰椎牽引・マッサージ・ストレッチ・エクササイズなどをした後、余計に痛くなってしまうこともありえます。そんな経験(談)などから腰部や脊柱を敬遠してはいないでしょうか? 理学療法士は脊柱の機能解剖や神経生理学を熟知でき、適切な評価のもと、その病態に最適にアプローチできる素晴らしい存在であることを自覚していただけるエビデンスを踏まえた内容に資料をまとめている真っ最中です。
テーマ:回復期の脊髄損傷リハビリテーション~概要~
講師:江口舞人先生|いわてリハビリテーションセンター 理学療法士
講師:脇田 正徳氏(関西医科大学)
脳卒中患者の歩行障害をバイオメカニクスと神経生理学の側面から捉え、歩行再建において目指すべき視点について取り上げます。多様な歩行障害を認める片麻痺歩行において、「エビデンスをどのように解釈して臨床に応用するか」について考える機会にしたいと思います。
テーマ:アウトカム標準化に向けた療法士連携の取り組みー回復期
講師:早瀬裕之先生|JCHO星ヶ丘医療センター 理学療法士
テーマ:経験と学習~教育学の視点からみた成長への近道とは~
講師:松田和也氏(医療法人春秋会 城山病院)
講師:野村 卓生氏
糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液を流れるブドウ糖(血糖)が増える病気です。長期間にわたり血糖が高い状態が続くと、糖尿病特有の合併症を発症します。本研修会では、なぜ、運動療法が糖尿病の基本治療になるのかの基礎知識を分かりやすく解説します。また、理学療法士が知っておくべき糖尿病合併症に関するリスク管理のポイントについて要点を絞って解説します。
【テーマ】
糖尿病管理における身体活動についての再考
【概要】
糖尿病管理における運動を含む身体活動の再考を主題とし、階段昇
【講 師】
本田 寛人 氏(四条畷学園大学 准教授 専門理学療法士:糖尿病、認定理学療法士:代謝、健康増進・参加
テーマ:呼吸器疾患患者に対するリスク管理
講師:北村優友先生|JCHO星ヶ丘医療センター
講師:儀間 裕貴氏(東京都立大学)
本研修会では,ヒトの発達初期における運動機能と感覚機能の発達メカニズムについて解説するとともに,感覚運動経験に基づく身体表象機能の発達について解説します.また,身体表象機能の未熟さに基づく運動機能障害について理解を深め,特に発達性協調運動障害に対する理学療法介入の可能性を考えます.理学療法士にもとめられている発達支援について,ディスカッションも含めて検討できればと考えております.
テーマ:脊損専門病院の外から見た脊損医療・リハビリテーション
講師:鳥山貴大先生|相澤病院 理学療法士
講師:堀江 淳氏(京都橘大学)
呼吸リハビリテーションを行う上で、検査所見、画像所見を理解することは必須である。臨床で働いておられる皆様は、既に痛感していると思いますが、呼吸リハビリテーションに限らず、それらは理学療法のあらゆる場面で必要となってきます。単に、「正常」を覚えるのではなく、解剖学、生理学の裏付けのもと、「異常」について理解することが、臨床で応用できる力になります。本講義では、その一助となるようすすめていきます。
テーマ:片麻痺患者の体幹・骨盤機能の評価と治療
講師:井上聖一先生|訪問看護ステーション彩ひらかた 理学療法士
稲村一浩先生|星ヶ丘ウェルネス協会 理学療法士
テーマ:運動療法にピラティスを活かす
講師:千葉一貴先生|Pilates RAKU
講師:荒川 高光氏(神戸大学大学院保健学研究科)
【概要】 臨床活動を続ける上で、解剖学的情報の更新は必須である。マクロレベルの解剖学であっても、世界中でその情報は更新されている。一方でSNSの発達により、正しくない解剖学的情報がひとり歩きしている、という状況も多い。セラピストには、医学的に正しい、最新の解剖学的研究の情報の収集と、それを理解するための基本的な解剖学の理解を進めることが求められる。本研修会では、最新の解剖学的情報に基づく講義を行う。中でも上肢を中心とした運動機能障害を理解するために必要な、理学療法士が知っておくべき解剖学的情報の整理を行う。
【メッセージ】 理学療法士に必要な運動器の解剖学は、医師よりも詳細かつ最新のものが求められるようになってきています。もしも、解剖学に新しい発見などない、と考えている会員の方がおられたら、是非ともご参加いただき、解剖学の新しい世界に触れていただきたいと思います。
本会会長の本田憲胤主催(教育機関:北野病院)で認定理学療法士臨床認定カリキュラム(呼吸)を開催することとなりました。
本講習会のポイント
平日夜の開催かつ見逃し配信があるため、参加がしやすいこと
対面での実技もあるため、臨床に即した講義内容となっていること※注1
医師・理学療法士・作業療法士と多職種からの講義を受けられること
※注1…コロナ感染症の状況次第ではオンラインのみとなる可能性もございます
講師:岡原 聡氏(大阪急性期・総合医療センター)
新しいキャリアデザインとして産業理学療法の認知度が高まっています。 臨床で働きながら労働者の健康に貢献できる産業理学療法のモデル事業と して、日本理学療法士協会とイオン株式会社の協力事業、都道府県士会の 産業領域推進事業などが展開されています。さらに2023年2月には厚生労働省 の第14次労働災害防止計画に「理学療法士等を活用」することが明記され ました。
今回、臨床の理学療法士に身近な「身体と環境」の視点を深掘りして、 産業保健で期待される専門性と備えておくべき技能について概説します。
テーマ:回復期における脊髄損傷者の退院支援
講師:宮下創先生|JCHO星ヶ丘医療センター
テーマ:アウトカム標準化に向けた療法士連携の取り組みー急性期
講師:間野直人先生|関西医科大学付属病院 理学療法士
講師:石橋 雄介氏(地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪精神医療センター)
精神科医療において身体リハビリテーションのニーズは高まっていますが、精神科に関わる理学療法士の数はまだまだ少なく、今後の発展が期待されます。また、精神科で働く理学療法士に限らず、対象者を包括的に捉えるためには「精神・心理領域」の視点は重要です。本研修では、精神科で働く理学療法士の現状や課題、分野横断的な「精神・心理領域」についてお話しし、これからの職能としての「精神・心理領域」に対する理学療法の展望について議論したいと思います。
急性期から在宅までシームレスな呼吸理学療法へのニードが高まっ
1日目は以下の内容について講義を中心に展開する。(ZOOM配
1)NPPV・High Flow Nasal Cannulaの管理とリハビリテーション【講義】
2)非COPD患者に対する呼吸リハビリテーション【講義】
3)急性期の呼吸管理アップデート【講義】
4)在宅における呼吸リハビリテーションの展開【講義】
2日目は以下の内容について実技を中心に展開する。(「対面/z
1)嚥下・呼吸機能からみた評価法と介入方法【実技】
2)体幹機能と呼吸介助法 【実技】
3)気道クリアランス 【実技】
4)酸素療法下でのリハビリテーション 【実技】
堀 竜次氏(森ノ宮医療大学)
心不全の理学療法を進めていくためには、病態を理解しリスク管理のもと実施する必要があります。心不全は種々の原因により起こるため、全身状態として病態を捉えることが大切です。症状や身体所見は最も重要な情報ですが、そのもとにある病態を裏付けるためには血液データが重要な情報となります。本研修会では血液データから循環病態を捉えることを学び、日々の臨床でのリスク管理に活かしていただくことを目標としています。
テーマ:呼吸器疾患患者に対する運動療法
講師:嶋﨑勇介先生|堺市立総合医療センター 理学療法士
講師:春本 千保子氏((株)リハ・コンディショニングセンター)
近年、学校教育でもウィメンズ・メンズヘルスは必須項目となりましたが、しかし学生時代に実際の介入場面を実習などで学べる機会は少ないのが現状です。現場に出て急に担当する機会を得ても評価や介入に困る場合が少なくないようです。今回は、妊娠期・産褥期以降の身体変化から生じる、あらゆるマイナートラブルの実際と介入例など、患者写真や動画を多く提示し、少しでも臨床に役立つ内容に構成いたします。
今年度より、大阪府理学療法士会生涯学習センターでは臨床教育者
※今後開催予定のAdvanceコース(対面開催;12月24日
テーマ:脳卒中片麻痺患者の上肢に対するアプローチ
講師:井上聖一先生|訪問看護ステーション彩ひらかた 理学療法士
稲村一浩先生|星ヶ丘ウェルネス協会 理学療法士
講師:杉山 恭二氏(大阪公立大学)
下肢スポーツ傷害の発生機序として最も多い着地動作について、傷害予防や再発予防の観点からバイオメカニクスに着目してエビデンスを踏まえて解説します。スポーツ現場や術後リハや保存療法などで介入されている方々のより効果的な介入につながる一助となることを目指します。