生涯学習センター概要

大阪府民の為に理学療法士ができること

府民へ質の良い理学療法サービスを提供するため、
理学療法士が身に付けるべき人格、倫理、学術技能の研鑽を支援し、学術事業に特化した組織です。

ごあいさつ

理事長挨拶

理事長 射場 一寛

「未来へ繋ぐ 〜2030年に向けた新たな挑戦〜」

 この度、一般社団法人大阪府理学療法士会生涯学習センター(以下、センター)の理事長を拝命いたしました射場一寛です。会員の皆様の生涯学習と専門性の向上、そして理学療法の発展に貢献できますよう、誠心誠意努力してまいる所存です。ここに謹んでご挨拶を申し上げます。

 さて、当センターでは、会員の皆様一人ひとりが専門職として輝き続けられるよう、令和7・8年度の事業計画に基づき、未来を見据えた新たな取り組みを進めてまいります。2030年までのグランドデザインをセンターホームページに掲載していますので、ここでは、センターが目指す方向性について、その概略をお伝えさせていただきます。

 センターの計画は、主に以下の3つの柱で構成されています。

1. デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進による業務効率化、さらには会員サービスの向上へ
 とてつもない速さで進化するAI(人工知能)をはじめとするデジタル技術ですが、センターにおきましても、このデジタル変革の波を的確に捉え、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進してまいります。
 具体的には、各局・各部が連携し、より質の高い事業を企画・運営できるように環境を整えてまいります。まずは、センター内で情報共有の円滑化を図る基盤システムの構築に着手し、その上で、より質の高い事業計画・運営を実現するための環境整備を進めてまいります。
 この取り組みが、会員の皆様の利便性の向上や市区町村士会のDX推進支援に繋がればと願っております。

2. 生涯学習と研究活動のさらなる活性化
 これまでご好評いただいている研修事業は、その本数を維持しつつ、内容のマンネリ化を防ぎ、常に新鮮で質の高い学びの場を提供できるよう企画してまいります。そのため、開催形式をWEB研修だけでなく、対面研修を混じえていく計画です。また、3士会合同研修会などを通じて、会員の皆様が新たな知見を得られる機会を創出してまいります。
 さらに、新人症例発表会から大阪学会、そして近畿学会へと、会員の皆様が研究者としてステップアップできる道を力強く支援します。講師バンク制度も一層活用し、会員の皆様が持つ貴重な知識と経験を、次世代の育成や会員相互の研鑽に活かせる仕組みを強化してまいります。

3. 未来を見据えた持続可能な組織基盤の強化
 センターの事業が拡大する中で、理事一人ひとりの負担が増加している現状があります。この課題に対応し、より多くの会員に運営へ参画いただくため、理事の増員や任期・定年制の導入といった定款の変更を準備しています。これは、組織の硬直化や権力の偏重を防ぎ、常に活力ある組織であり続けるための重要な課題です。また、将来にわたり安定した事業を継続していくため、事業規模に応じた参加費の見直しなども慎重に検討してまいります。

 これらの事業を成功に導くためには、会員の皆様のご理解とご協力が不可欠です。副理事長をはじめ、理事、そして各局・各部の担当者と一丸となり、センターの発展、ひいては大阪の理学療法の質の向上に全力を尽くしてまいります。会員の皆様の積極的なご参加とご支援を心よりお願い申し上げます。
 最後になりますが、会員の皆様の益々のご健勝とご発展を祈念いたしまして、私の就任の挨拶とさせていただきます。

副理事長挨拶

副理事長 本田 憲胤

 このたび、大阪府理学療法士会生涯学習センター副理事長を拝命いたしました。本田憲胤でございます。設立当初よりセンターの活動に携わってまいりましたが、新たな立場で責任を担うこととなり、身の引き締まる思いでおります。
生涯学習センターは、会員一人ひとりの学びを支え、理学療法士としての成長を後押しする重要な役割を担う組織です。その使命をより確かなものとするため、まず「学ぶ機会の平等性」を重視し、誰もが利用しやすい周知方法の充実に努めてまいります。また、魅力ある事業を継続し退会を防ぐとともに、学びが患者様や地域社会に還元されるよう、企画の推進に努めてまいります。
今後は、盤石な体制を築きつつも、常に開かれた組織運営を心がけ、会員の皆さまと共に歩むセンターづくりに尽力してまいります。生涯学習センターが会員にとってより身近で信頼される存在となるよう努めてまいりますので、どうぞ引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

副理事長 鈴木 俊明

 この度、理事長よりご指名をいただき副理事長になりました。これまで、生涯学習局担当理事、査読委員会委員長として、事業運営に携わって参りました。今後は、副理事長という立場で、理事長を補佐していきたいと思います。具体的には、生涯学習局、教育局、査読委員会、表彰候補者推薦委員会を担当させていただきます。局、委員会で関与いただく方々が円滑に運営できるように援助させていただきたいと思います。
センター事業に参加して良かったと多くの会員の皆さんに感じていただけるように努力して参ります。みなさん、宜しくお願い致します。

局紹介

事務局

担当理事 都留 貴志

 この度、事務局担当理事を拝命致しました。事務局は組織運営の中枢として、円滑なマネジメントや会員支援体制の強化に努めて参ります。市区町村士会や関係各所と密に連携し、組織内外から信頼されるガバナンスの構築に尽力して参ります。府民の健康な暮らしを支えるためには、理学療法士一人ひとりが専門性と人間性を高め続けることが重要です。当センターでは、その成長を後押しする多様な学術事業・研修の充実に努め、会員の皆さまが安心して学び続けられる環境づくりを推進して参ります。今後とも一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


担当理事 中野 治郎

 事務局担当理事を拝命いたしました中野です。これまで生涯学習局の担当理事として受託研修部の理学療法講習会の担当をしていました。そしてその理学療法講習会および市区町村主催研修会が窓口業務として事務局に移設されたことに伴い、私も事務局へと移ってきたわけです。理学療法講習会・研修会は、コロナの影響でオンライン開催がメインとなりました。しかし本来の講習会の目的はスキル(技術)の向上であり、対面開催が良いのに間違いありません。講習会・研修会の開催を考える時は是非、対面開催をご検討ください。事務局としては、講習会・研修会の企画・開催にあたっての質問に対して適切な回答が迅速にできるよう、Q&Aのデータベース作成を始め、将来的にはAI対応の実現を目指します。ご協力をよろしくお願いいたします。


局長 高尾 茉侑

 本年度より事務局長を拝命いたしました高尾と申します。
事務局は、生涯学習センターのバックオフィスとしてセンター内の活動および会員の皆様の活動を支援する役割を担っております。
事務局では総務部(総務部・研修会等の窓口)と財務部で構成されており、主に事務手続きや管理業務・財務管理のほか理事会・定時総会等の準備運営や予算案の作成を行います。会員の皆様の充実した生涯学習を支援できるよう、各部局および府士会・市区町村士会とも連携しながら課題解決に取り組みたいと考えております。 さらなる大阪府の理学療法の発展に尽力してまいりますので、ご協力の程何卒よろしくお願い申し上げます。


総務部 部長 天野 文貴

 この度、センター総務部長を拝命いたしました。
総務部は、会員の皆様の生涯学習に必要な事務手続きや管理業務を担っております。加えて、理事会や定時総会、その他諸会議の準備・運営を通じて、大阪府士会や市区町村士会と連携しながら様々な課題に取り組んでおります。私たちは、センター内の事業運営が円滑に進むよう、各部局と密に協力し、事業のさらなる成長を支えていきたいと考えております。常に時代に即した効率的な運営を追求し、新たな提案を行いながら、会員の皆様の日々の臨床に役立つよう、理学療法の発展に尽力してまいります。
引き続き、皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。


総務部 部長 尾崎 圭一

 このたび、総務部部長を拝命いたしました。総務部では、研修会や講習会の受付・運営支援を通じて、理学療法士の生涯学習をサポートしています。時代背景の移り変わりとともに、研修会等においても対面開催からオンライン開催、近年は再び対面開催が増えてきています。理学療法士としての専門性を高めるには、より質の高い研修機会の提供が求められています。当部門では研修会後に参加者の声をしっかりと反映し、開催者の次回開催につながるフォローアップ体制を進めてまいります。また、他部門とも連携し、AIの活用などDXも取り入れ、初めての方でも安心して開催に取り組める体制を整えていきます。至らぬ部分も多々あるかと思いますが、何卒よろしくお願い致します。


財務部 部長 高尾 茉侑

 前任期から引き続き財務部の部長を拝命いたしました高尾と申します。財務部では、主にセンターの財務管理および予算案の作成を行っております。今年度は二期目に入りますので、より他部局との連携を意識した体制を取り、より質の高いかつ円滑なシステムを構築できるよう尽力したいと考えております。会員の皆様の日々の臨床に役立つよう、理学療法の発展に尽力してまいります。
引き続き、皆様のご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。

情報管理局

担当理事 辻畑 智広

 この度、情報管理局担当理事を拝命いたしました辻畑でございます。
情報管理局は、会員の皆様が学術活動に専念できる強固な情報基盤を整備し、センター運営のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する役割を担っております。円滑な情報発信や、オンライン研修の技術支援などを通じて、皆様の学びを縁の下から支えることが私たちの使命です。
時代の変化に即応した、安全で利便性の高い情報環境の構築に努めてまいりますので、皆様のご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。


局長 黒澤 敏隆

 この度、情報管理局長を拝命いたしました黒澤と申します。
情報管理局は、会員の皆様と生涯学習センターにおける多様な事業・活動を「情報」という側面からつなぐ、重要な役割を担っております。私たち局員一同は、皆様が快適に学び、参加できる環境づくりを第一に日々取り組んでおります。Web研修会においては安定した配信体制の整備に努め、ホームページやSNSでは「わかりやすく、探しやすい」情報発信を心がけております。
今後も、具体的な改善を一つひとつ積み重ね、より良い情報環境の構築を目指してまいります。皆様からのご意見を糧とし、迅速かつ丁寧なサポートに努めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


システムエンジニアリング部 部長 黒澤 敏隆

 システムエンジニアリング部(SE部)は、IT技術を活用して生涯学習センターの事業基盤を支えるとともに、会員サービスの向上を推進する専門部署です。法人内の要望に基づくシステムの改善提案や再構築、既存システムの保守・運用を行う「ITソリューションサービス」のほか、Webイベントやセミナーの運営に関するアドバイザーやサポート、音響・映像機器、配信ソフト、PCなどの技術導入の検討・評価を含む幅広い対応を行っています。
また、インフラの構築・保守、会員の皆様からの問い合わせ対応も担い、こうした多岐にわたる業務を通じて、全ての会員の皆様に質の高い学習機会を提供できるよう努めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


ソーシャルメディア部 部長 中村 みづき

 この度、情報管理局ソーシャルメディア部長を拝命いたしました中村です。
当部は、生涯学習センターのホームページおよびSNSの管理・運営を担っており、年間を通して企画される魅力的な研修会・学会の情報を、府士会員のみならず全国の理学療法士の皆様へ、迅速かつ分かりやすくお届けいたします。情報が溢れる時代だからこそ、皆様が「知りたい」「学びたい」と思った時に、すぐに情報へ辿り着けるよう、HPおよびSNSの利便性向上に努めてまいります。そして、発信する情報が皆様の学術活動に役立つよう、配信内容の分かりやすさと更新の迅速性を追求します。
皆様の学びを情報発信の面から力強く支援できるよう、部員一同取り組んでまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


ニュース編集部 部長 是澤 克彦

 この度、情報管理局ニュース編集部長に就任いたしました是澤と申します。日頃より当センター発行の各種情報をご愛読いただき、心より御礼申し上げます。
 私たちニュース編集部は、大阪府理学療法士会が発行する府士会ニュースへの記事寄稿に加え、当センター独自のオンラインニュースを配信しております。これらの媒体を通じて、皆さまの学習やキャリア形成に不可欠な「公式情報」を、正確かつ分かりやすいかたちでお届けすることが私たちの使命です。
 視認性や読みやすさに配慮し、情報の「精度」と「平易さ」の両立を目指して編集しております。今後も、信頼性の高い情報提供を追求し、皆さまの学びを強力に支援してまいりますので、ぜひ府士会ニュースならびに当センターからのご案内にご注目ください。
引き続きご愛顧のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

生涯学習局

担当理事 工藤 慎太郎

 生涯学習局の担当理事を務めます工藤慎太郎です。大阪府理学療法士会生涯学習センターの理事として、2期目になります。1期目から生涯学習局の理事を拝命し、研修部と研修集会部の指揮を取ってまいりました。研修部では平日夜のナイトセミナー、研修集会部では会員の皆様の技術向上のための対面の実技セミナーを運営して参りました。非常に多くの方に満足度の高い研修を受講していただけ、全国屈指の充実した研修を届ける士会となりました。今期もその流れを踏襲しつつ、理学療法技術のレベルアップを志す大阪府士会員を支える企画を運営していきます。中堅から若手の会員で部員を構成し、皆さんの期待に添える研修を届けたいと思いますので、まだ参加したことのない方も是非、研修内容をご覧いただきたいです。よろしくお願いします。


担当理事 田篭 慶一

 この度、生涯学習局担当理事を拝命いたしました。生涯学習局は研修部、研修集会部、3士会合同研修部、受託研修部、学術誌編集部の5つの部で構成され、日本理学療法士協会の生涯学習制度上の登録理学療法士の更新や認定および専門理学療法士の新規取得・更新に関わる事業を主に担っております。現行の生涯学習制度では登録理学療法士は更新制となり、多くの会員の皆さまがご自身のポイント取得状況に関心が向きやすくなっています。しかし、本来の生涯学習の目的は自ら学び、自己研鑽することで(理学療法士としての)人生を豊かにすることであるはずです。センターの研修会等の事業にご参加いただくことで、制度上不安も解消され、かつ素直に学びの楽しさや自己実現の喜びを感じられる、そういう場を提供できるよう心がけてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


局長 河西 謙吾

 このたび、生涯学習局局長を拝命いたしました河西と申します。
私は、生涯学習局の中で 研修集会部・受託研修部・学術誌編集部を担当し、対面にこだわった研修会の企画、学びの成果の結晶ともいえる学会誌の編集、さらに認定理学療法士取得に向けた講習会など、幅広い事業を会員の皆さまに向けて展開してまいります。各部門が連携し、研修から成果発信まで一貫した学びの場を提供できるよう尽力してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。


局長 東藤 真理奈

 この度、生涯学習局の局長を拝命致しました。今年度より生涯学習局は研修部、研修集会部、3士会合同研修部、受託研修部、雑誌編集部の5つの部として活動していきます。一昨年より研修集会や研修部のスキルアップセミナーのように対面セミナーの開催によって、同じ学びを求める協会員が顔を合わせて学ぶことのできる機会が増えました。また、その学びを大阪府民の方へ還元するため3士会が集まり公開講座を企画して参ります。生涯学習局の部員も増員し様々な企画・運営をもって協会員の皆さまの学習環境および機会を色んな形で提供できればと考えています。どうぞよろしくお願い申し上げます。


研修部 部長 角田 晃啓

 この度、研修部部長を拝命いたしました。研修部では、生涯学習センター主催研修会の企画・運営を担当しております。これまで主に Web 研修会(ナイトセミナー)を中心に事業を推進してまいりましたが、本年度からは対面型研修会(スキルアップセミナー)も新たに加わりました。今後も、会員の皆さまがより多様な形で学びを深められるよう、鋭意検討を重ねてまいります。
部員一同、皆さまと同じ会員の立場で「共に学び、共に成長する」姿勢を大切にしながら運営にあたってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。


研修集会部 部長 河西 謙吾

 このたび、研修集会部部長を拝命いたしました河西と申します。本部会では、生涯学習研修会の企画・運営を主な業務としております。理学療法士は、患者様に真摯に向き合い介入する専門職として、生涯にわたり学び続けることが求められます。その学びは知識の習得だけでなく、「いかに患者様を治すことができるか」という技術の研鑽も欠かせません。研修集会部では、生涯学習研修集会を通じて、対面での研修にこだわり、講師の熱意や思いを直接お届けしたいと考えております。一つの学びが、生涯にわたる学習を継続するきっかけとなる、そのような場を提供してまいります。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。


受託研修部 部長 福本 悠樹

 このたび、生涯学習局 受託研修部の部長を拝命致しました、福本悠樹でございます。
認定理学療法士とは、理学療法士としての専門性を高め、質の高い理学療法を提供することを目的とした資格です。この認定理学療法士制度は、より専門性の高い臨床技能を有する「スペシャリスト」、いわば個性の育成プログラムとして位置づけられておりますため、資格の取得までには、いくつかのプロセスを踏む必要があります。その中での「臨床認定カリキュラム」を当該事業部で担当をさせて頂きます。ニーズの高い領域をリサーチしたうえでの複数領域の展開、そして積極的なオンラインシステムの活用を行い、認定理学療法士を目指す多くの登録理学療法士のニーズへ応えられるよう尽力して参ります。


3士会合同研修部 部長 東藤 真理奈

 この度、3士会合同研修部部長を拝命致しました東藤です。本部会では、作業療法士会、言語聴覚士会と共にセラピスト向け研修会および大阪府民や他職種向けの研修会を企画・運営しております。それぞれの職種が患者様を評価し治療する。この過程をお互いに共有し、最適かつ最短で治療を提供することが重要であると考えます。その実現のため、リハビリテーション関連職が集結し共に学び共に考える場を提供していきます。さらにその知識を一般府民の方へ還元するべく様々な工夫を凝らして企画していきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


学術誌編集部 部長 文野 住文

 この度、大阪府生涯学習センター学術誌編集部の部長を拝命致しました文野住文でございます。学術誌「総合理学療法学」は、その名の通り臨床や基礎のみならず、教育、地域、健康増進など多岐にわたる理学療法関連分野の研究活動を総合的に網羅しております。
 今期で2期目の部長を務めさせて頂くことになりますが、会員の皆様の臨床そして研究活動のお役に立てるよう一層尽力して参る所存です。また、臨床や研究活動で得た知見を「論文」という形に残すことはエビデンスの構築に必要不可欠です。日々の研鑽の成果を是非、「総合理学療法学」で公表頂ければ幸いです。今後も理学療法の更なる発展に寄与すべく、学術誌編集部一同協力をして取り組んで参ります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

教育局

担当理事 元石 光裕

 平成31年までに改訂された文部科学省の学習指導要領では、学びの指針を「主体的・対話的で深い学び」とし、表題には「生きる力―学びの、その先へ」と記しています。この背景には、予測困難な時代、あるいはSociety5.0と呼ばれ、AIやDXと現実の統合が求められる時代に至った今現在の社会があります。こうした時代の中、教育局の使命は「主体的・対話的で深い学び」を続け、その人らしい自己実現をめざす土台を、大阪中の地域で育成することと考えております。
 各部の事業内容をご覧になっていただくと分かるように、大阪の学生・新人・若手教育は、全国の先駆けとなる事業を多く含んでいます。会員のみなさまが、理学療法士として生きる力を育みながら、大阪の教育を誇っていただけるように、私たちも主体的に動き、創出と成果を重ねてまいります。ぜひ、以下の各部のご挨拶もご覧いただき、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。


局長 辻岡 大輔

 この度、教育局の局長を拝命いたしました、辻岡大輔でございます。教育局は主に新人教育・学生教育に関わる事業を担っております。研修理学療法教育部は、主に登録理学療法士の育成に寄与しております。臨床実習教育部は、学生・新人・後輩指導といった後進育成のための〝教育者〟の育成に力を入れております。学術大会部は生涯学習センターの一大イベントである大阪府理学療法学術大会の運営をサポートします。若手の登竜門と位置づけられるこの学会もまた、新人教育に寄与しております。
 『教育』の場面には、“学習者”と“教育者”が存在します。教育局では、その両面をフォローする体制で会員の皆様をサポートいたします。


研修理学療法教育部 部長 松野 正幹

 当部は、会員のみなさまの登録理学療法士取得に必要である、前期研修・後期研修を担っております。登録理学療法士の目標は、社会に対して理学療法士が幅広く総合的に研鑽を積んでいる実態、「ジェネラリスト」であることを示すことにあります。大阪の会員となったみなさまが培ってこられた卒前教育を大切に、卒後教育のスタートが滞りなく進みますよう、部員一同で丁寧に対応させて頂きます。
 その他、当部独自の取り組みとして、1・2年目の会員を対象とした新人症例発表会の開催や、登録理学療法士を取得した方を対象に、講師としての指導を受けて頂き、当部の主催する研修会の講師を担当して頂く講師バンク制度も開催しております。こちらもどうぞよろしくお願い致します。


臨床実習教育部 部長 辻岡 大輔

 私たちは“臨床教育者の育成”、“臨床実習教育基準”、大きくこの2つに関わる事業を担当しております。
 教育者育成事業として、<認定臨床教育者制度>を創設し、『認定臨床教育者講習会』を開催しております。学生指導、後輩指導に関わらず教育者としての成長にご活用ください。さらに、センター主催『臨床実習指導者講習会』を開催しております。養成校との繋がりがなく参加機会に恵まれないという方は是非ご検討ください。
 教育基準については、大阪府下各養成校からメンバーを募り『臨床実習前評価の統一化に関するワーキンググループ』を設立し、統一した基準に関しての検討を進めております。
患者・利用者にとって有益な理学療法を提供するにあたり、教育能力の向上は大変重要と考え部員一同取り組んでおります。私たちの活動に是非注目してください。


学術大会部 部長 佐竹 裕輝

 学術大会部としての主たる業務は大阪府理学療法学術大会の企画、運営のサポートになります。本大会は生涯学習センターと大阪府理学療法士会が共催する、若手の登竜門として位置づけられたものです。演題数や参加者数においては年々増加の傾向であり、幅広い参加者に対して学びとなる大会になるよう学会準備委員の方々のサポートをおこなっています。令和4年度に作成した大会開催規程に基づくロードマップにおいても大会を開催する毎に更新しており、よりよい学会運営の手助けとなるよう部員一丸となって尽力しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。