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- 区分: 3|41 問題点抽出と目標設定
実例から理解する症例・事例報告のまとめ方と読み方
症例・事例報告は「通常見られない疾病や合併症、一般的でない複数の疾病の合併、通常見られないあるいは紛らわしい症候学、原因あるいは帰結(あるときには驚くべき回復)が見られた症例もしくは患者数例(しばしば1例のみ)についての詳細な記述(疫学辞典 第5版)」と定義され、臨床に従事する者であれば誰もが実施可能な最も取り組みやすい臨床研究のひとつである。実際、新人や若手の学術活動の登竜門として症例・事例報告が用いられやすいものの、その“まとめ方”は個人の経験則に依ることが多い。また、Evidence-Based Medicine(以下、EBM)の考え方に基づき、臨床意思決定に科学的根拠(研究知見)を活用することが一般化してきている。エビデンスレベルの高い研究知見の有益性は明らかであるが、目の前の1例に活用するという視点では、エビデンスレベルは低くなるものの、1例の具体的な情報を扱う症例・事例報告の有益性にも着目すべきである。しかし、まとめ方と同じく症例・事例報告の“読み方”も経験則に依ることが多い。まとめ方と読み方は別物であると捉えやすいが双方に通じる点は多く、特にまとめ方を知ることは読み方の理解にもつながる。本研修会では症例・事例報告のまとめ方から読み方の理解まで、実例とともに要点を解説する。
講師:石垣智也
開催日時 | 2024年10月17日(木) 19時00分~20時30分 |
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開催場所 | WEB開催 |
対象 | 協会会員 会員以外、他職種など |
履修目的 | 「登録理学療法士更新」, 「認定・専門理学療法士 取得・更新」 |
定員 | 80人 |
参加費 | 1,000円(北区協会会員) |
備考 | 登録理学療法士 1.5ポイント |
申込期間 | 事前申し込み後、2024年10月9日までに振込 |
申込方法 | 事前申込 下記URLから事前申し込み後、指定口座への振り込み(2024年10月9日締め切り) |
お問い合わせ先 | 大阪市北区理学療法士会 学術部 |