研修会報告

第1回生涯学習研修集会 研修1『情動・報酬系へのアプローチ』令和元年7月20日(土)

第1回生涯学習研修集会 研修1
『情動・報酬系へのアプローチ‐覚醒、能動的発動を活性化させ自分の考えに基づいた動機を生み出す‐』
開催日:令和元年7月20日(土)
講師:冨田 昌夫先生

 冨田昌夫先生による『情動・報酬系へのアプローチ‐覚醒、能動的発動を活性化させ自分の考えに基づいた動機を生み出す‐』をテーマにした研修会に参加する機会を得て、貴重なご講演を聴講させて頂きました。
 今回は情動報酬系の働き、動作の学習に活用する方法を基本になる部分をとても丁寧に講義いただきました。回復期という患者もセラピストも機能改善に取り組む体制が最も整った病棟でさえ、約半数の患者様が自ら発動し、積極的に機能改善に取り組むことができない状態で残された運動機能や動作能力を十分に発揮できずに過ごしているというのは印象に残る言葉でした。我々セラピストはいかに患者様の不安や恐怖を取り除き、やりたいという能動性を引き出すことが大事なのかがわかりました。
 今回研修を通して得られたものを臨床場面に活かし、患者様のやる気を引き出し、モチベーションを高めより効果的な理学療法を提供出来るように努めていきたいと思います。

泉佐野優人会病院
泉 麻穂