研修会報告

臨床教育研修会『理学療法士教育のパラダイムシフト』 令和元年5月11日(土)

『理学療法士教育のパラダイムシフト』 令和元年5月11日(土)
講師:中川 法一 氏(増原クリニック)
座長:永吉 哲吾 氏(大阪医療福祉専門学校)
会場:大阪医療福祉専門学校

今回、中川 法一先生による『理学療法士教育のパラダイムシフト』をテーマに、学生教育から新人教育、新生涯学習システムについてのご講演を聴講させていただきました。
時間外労働を含めた働き方に対する改善が社会全体で求められる昨今、自施設での理学療法士教育を、組織として限られた時間の中で、どのように成すべきか、良くも悪くも多くの施設での悩みの種となっているのではないかと思われます。
本研修会では、卒前-卒後もしくは職場間での接続のある教育環境として、臨床能力の育成に焦点を当てた「診療参加型の臨床実習」や「生涯学習システムの再構築」がすすめられており、これらの背景や目的についてお話いただきました。教育(学習)の構成要素であるOJT・Off-JT・SDと教育の成果について考える機会となり、これからの教育システムに対する認識と理学療法士としての自己研鑽を深めることの重要性を改めて感じました。

佐々木 朋彦(彩都リハビリテーション病院)