セミナー概要
脳血管疾患の回復期から維持期にかけての、起居移動動作に着目し、理学療法の評価と治療を再考することを目的とする。講習会を通じて、脳損傷の部位による障害出現の理解、運動制御や運動学習の神経生理学的メカニズムの理解と臨床応用ができるようになることを目的とする。

セミナー内容
脳血管疾患に対する評価と治療に必要な神経生理学の基礎知識とその臨床応用の講義を実施。システム理論に基づく姿勢運動制御、身体図式の更新、機能局在と損傷による障害理解を行う。各起居移動動作の治療の実際をビデオにより提示し、先に説明した神経生理学的知識をもとにした具体的な評価と治療の実際を提示し理解を深める。徒手的治療介入のみではなく、セルフエクササイズ含め治療の実際を提示する。ヨガやピラティスのように、受講生は講師の口頭指示に従い動き、体幹・肩関節・足関節の運動を体験することにより先の実技を体験により学習する（フェルデンクライスATM）。

講師
渡邊　裕文（六地蔵総合病院）
森　憲一（株式会社　リハ・コンディショニングセンター）
春本 千保子（株式会社　リハ・コンディショニングセンター）
森下 健（大阪回生病院）
塩見 太一朗（大阪回生病院）
高橋郁美（大阪回生病院）